移住体験記
〜第9話 高松 明さん〜
移住体験記 第9話は、高松 明さんによる失敗から学ぶ北海道移住「北海道は逃げません♪」です。

 普通この手記は「移住成功者」が書くものだろうと思っていたのですが、何故か私のような移住に失敗した者に白羽の矢が立ってしまいました。(笑)
 一応私の紆余曲折を語りながら起こした行動の順番を丁寧に辿り皆様の移住の「悪い例」の参考にしていただければと思います。


【第1章】 私が北海道を意識した経緯

 私が北海道と深く関わったのは平成10年(1998年)に仕事に疲れて息抜きで一人旅と洒落込んでツアーではなく全て自身で手配し、その課程を楽しみながら計画したのが始まりである。
 この時は勤めながら通信制の大学のスクーリングで全国をあちこち移動して面接授業を受けていた時でもありました。
スクーリングでも札幌の「かでる2.7」や「厚生年金会館」等で行う事があったのですが「旅費や休暇を多く費やしてしまう」という理由でなかなか行けなかった為に全国を渡り歩く中でひときは遠く特別な存在だったのが「北海道」だったのです。
その時はまさか北海道に住む事を考えるとは夢にも思いませんでした。

 それはさておき平成10年のゴールデンウィークにふらり旅をして以来北海道の雄大さに惚れてしまったのが切っ掛けで「日本でこんなところがあったのか!」というのが印象でした。(札幌、小樽、美瑛、富良野、函館と強行なスケジュールです。)
それ以前にも仕事で北海道を訪れていましたが「とんぼ返り」が多かった為にゆっくり出来たのはこれが初めてでした。


【第2章】 火がついた経緯

よく利用していた駅の一つ南北線「平岸」駅  翌年の平成11年(1999年)に1つのゲームが誕生しました。
札幌のゲームメーカー最大手「ハドソン」が一寸変わり種のゲームを出したのが切っ掛けでゲームの世界でもリアリティを求めるようになってきました。
そのゲームの名は「北へ。White Illumination」と言うトラベルコミュニケーションゲームがゲーマーの間でもブレイクしたのだ。

 北海道を舞台にしたゲームで背景は実写、出てくるお店や名所は全て実在で問い合わせ先まである親切なゲームで地元の人しか知らない穴場もあり北海道一周するにはマニュアルになるゲームだった。
当時ゲーム機最大手「SEGA」が「ドリームキャスト」と言うゲーム機を出して話題になっており機器の性能を発揮できる位のゲーム内容だった。
ゲームのラスト当たりでは「住んでいる人」にスポットを当てたセリフがありアホな私はそのセリフに感化されて移住計画を立て始めたわけです。(ホントにアホだ…)


【第3章】 まず行動…。

 私がここで考えたのが「どこから手をつけるか」であった。
インターネットで移住に関するページを検索したり、開拓使の会が発行している「北海道に移り住む 平成の屯田兵からの手紙」等の書物も参考にしました。 (開拓使の会がまだ「NPO法人」になる前に会員だったのでこの出版物の存在を知る事が出来たわけです。)

 まだ、この当時私は年齢的にも若輩で考えが浅はかな為、一応「就職が先か移住が先か」という事も考えてはいましたが「取り敢えず住んでから就職先を」といきなり結論付けてしまいました。
と言いますのも地元の求人誌を定期購読式で取り寄せたり、リクルートの「賃貸版さっぽろ」(今は「住宅情報賃貸版フォレントさっぽろ」)を定期購読して札幌に渡っては物件を実際見て回りました。 特に地元の求人誌は「地元の人に対して情報を発信している」という意識で掲載しているらしく申込みの問い合わせをすると「道外の人間」である事や「直ぐに就業できない」という理由から殆ど断られていた経緯もあり「住む必要がある」と結論付けた訳です。

 ただここでも躓いた部分があります。
賃貸物件を借りるには就職していた方が借りやすいと言う事を私は舞い上がり忘れてしまっていた事だった。
今思えば無謀としか言いようがないです。(恥ずかしい…)


【第4章】 いよいよ…。

散歩コースの旧道庁の池  そんなこんなで平成12年の7月の中旬に会社を退職して9月に札幌に渡るまでに賃貸物件を何とか探し引っ越し業者に見積もりを頼みました。
 ここからは「賃貸物件」を借りた時の状況や「引っ越し業者」の選定を語りたいと思います。 まず賃貸物件探しについて語らせていただきます。

 今回賃貸物件を探すにおいて尽力頂いたのは北海道の人にはポピュラーな会社「常口アトム」さんでした。
元々リクルートの雑誌で頻繁に出ていたのは「常口アトム」さんや「エイブル」さんの物件が主でしたので自然とこの両社に絞り込めました。
また、私が住みたいと思った地域は「白石区」と「豊平区」に絞っていました。
「北区」や「中央区」のような学校や企業が集中し便利ではあるが「落ち着けない」という印象があった為である。
色々とお店で私の事情説明をして納得していただき、物件の写真を見せて貰い、いざ物件周りです。

 物件を周るうちに物件量の豊富さと丁寧な対応、無職な私の為に大家さんと交渉してくれた「常口アトム」さんの物件に決定しました。
物件は3候補有り、その内2候補は何らかの公共交通機関に容易く乗れるのでその2物件に絞り込みました。

 一つは「白石駅」徒歩7分の物件で1LDK(バス、トイレ別、ベランダ南向き、駐車場別、和室有、ガスFFファンヒーター有、1階)で6万少し越えた感じでした。 もう一つは東豊線「美園駅」徒歩3分の物件でワンルーム(ユニットバス、8畳、大容量収納、独立キッチン、灯油FFファンヒーター付、駐車場込、駐車場は「野天、ガレージ」が選択できます。2階)で4万5千円でした。
お買い物の便利さと街並みの良さや雰囲気の暖かさから豊平区美園の物件に決定しました。 (私的な見解なので現在住んでおられる会員の方怒らないでくださいね。あなたの住んでいる現在の街も最高だと思いますよ。)

 またくどいようですが物件を選ぶ際はアパートやマンションは「2階」を選ぶようにして下さい。
1階だとガレージが下になる事も多く、ガレージが無いにしても地表に近いので2階に比べ寒く燃料代が余分にかかると言われています。
その点2階だと下の住人の暖房の空気が上がってきたりして燃料代が安く済むとも言われております。

 物件を見る際の注意として「水回り」をよく点検する事と3、4メートルほどのメジャー、デジカメを用意しておく事です。
あと間取りが書いてある図面をコピーして貰いましょう。

 水回りは特に水を実際流してみて水漏れやシンクや排水パイプに穴が空いていないか等を点検してください。
寒い地域ですので時として穴が空き漏れる場合がありますのでよく見ておきましょう。 メジャーに関してはガレージを借りる際に一応車の実寸を測っておいて現地に行って測る事が大切です。
 家具に関しても同じ事が言えるでしょう。
あと出来れば家具類を減らす為に作り付けの収納が多い物件を選びましょう!
デジカメに関しましては物件の外観や部屋の中、物件の周りの風景や駅までの道順を辿り撮っておくと良いでしょう!
検討する際に非常に便利でした!!

 環境的には私が入居したアパートは運が良かったのか周りの方も親切な方ばかりで大家さんも内地から来て不慣れだろうと心配してくださり週に一度ないし二度お声がけの為にわざわざ部屋に様子を見に来てくれました。(差し入れまで貰っていました)
雪かきも自身の駐車場以外の共用の部分は大家さんが雪かきしてくれました。
 私の場合は周りの人との交流をしたいと思い自治会費を支払い「自治会」に入り交流をしていました。
因みに今回案内して貰った常口さんのお店は「白石店」でした。
ガス、電気、新聞の手配、自治会加入等は全て常口さんにお任せでした。
まだこの時には就職先さえも決まっていなかった事は言うまでもありません。


【第5章】 いざ出陣!

筆者がよく利用したスーパー「ラルズストア平岸店」  さて引っ越しの方ですが、引っ越し業者も8社程度見積もりをしてもらいその中でも安い方で対応が非常に良かった「アート引越センター」に依頼しました。
 8畳の荷物と1100CCのバイクを1台運んでもらい約28万円でした。
引っ越し代を安くする為に車はRV車であったが為に私と共にフェーリーで渡りました。
勿論その車には引っ越し荷物の一部で車に関する荷物(スタットレスタイヤ等を中心)を積み込み引っ越し代を安くしました。

 いよいよ新潟からフェリーで朝10時に出航…。
約1日かけて翌朝の朝5時に小樽に到着する旅へ。
と勇ましく言ったがこの時期海は台風等の影響で荒れる事が多く半分船酔いしながらお風呂と食事しました…。(あ〜情けない!一応「2級小型船舶操縦士免許」がある船長なんですよ!!)

 そして待望の北海道の地に到着し真っ先に近くのコンビニで朝食をとり札樽自動車道で札幌へ!(温泉に入りたかったが午前中にアパートの鍵を貰うので急ぎました)
でカーナビのスイッチを入れ忘れ、迷いながら新居に到着しました。

 さてここから北海道での無茶苦茶な生活が始まります!


【第6章】 就職活動始動!!

散歩コースの旧道庁の池  引っ越し翌日にハローワークや区役所に行き手続きを完了し引っ越し荷物を整頓しながら求職活動を開始しました。
この当時はどちらかと言いますとアルバイトやパート系がかなり多く正社員、契約社員募集が少ない時代でした。
 正社員雇用があってもハッキリ言いまして年齢制限が厳しく経験や資格等の専門性がないと食い込めない事も事実でした。(今も同じでしょう)
 私の目的はコンピュータ関連の会社に就職してプログラミングや回路設計等の仕事をしてみたいと思い探し始めました。
が、殆どの会社が表向きは「未経験者歓迎」、「知識が無くても教育があります」等書いてあってもやる気を前面に出し、就職のカウンセラーにも相談しながら履歴書や職務経歴書を書いたり面接対策して万端の準備で望んでも「不採用」でした。

 そんな状況に手をさしのべてくれたのが旭川にいる通信大学で知り合った友人でした。
彼が個人で行っている「ホームページデザイン」の仕事を紹介して貰い、私も個人でページデザインをやり始めました。
この時にホームページデザイナー養成講座を受講して完了し友人の顔に泥を塗らないように懸命にやりました。
その間も就職活動をし続けました。

 ここで就職活動についての注意をするのなら、もし就職を決めずに移住するなら「アルバイト」先を真っ先に決めてから「正社員」雇用の就職活動をすべきだと思います。
また、「派遣会社」を利用することも一つの手段です。
ですが「派遣会社」はあくまでも保険であり会社側にお任せ状態だと1年以上放置される恐れが多大にあります。
殆どの会社がホームページを設けていますからそこで自分に合った職があったら積極的に会社に電話して問い合わせた方が良いと感じました。
因みに私は8社に登録しており毎年更新しています。

 また、派遣の種類には「紹介予定派遣」というシステムを設けているところもあります。 「紹介予定派遣」とは3ヶ月から6ヶ月程度の間「派遣社員」として「試用期間」扱い で働き、派遣先と派遣社員の双方が仕事内容や環境等を吟味の上、同意した時点で派遣先の「正社員」ないし「契約社員」として迎えられ「派遣社員」としての身分がそこで解かれる仕事もあるので派遣会社と相談の上ご利用した方が将来的安定が求められるかも知れません。 職種や業種によっては「派遣期間」が違うので注意が必要です。
「事務」のようなホワイトカラー的な職種ですと3年が上限と定められています。
「製造員」ですと1年が上限と言われております。
それ以上の期間で雇入れる場合は派遣先の社員として迎えなくてはならないと現在の「労働者派遣法」では定められています。

 一番注意したいのは基本的に派遣には「雇入れ期間」が決まっており、それを過ぎると登録した派遣会社の別の仕事を紹介されるか、繋げる仕事が長期にわたって無い場合もあるので派遣期間の間に自分自身でもハローワーク等に通い「正社員」の仕事を探す方が無難かと思います。

 それに「社会保険」でも派遣会社では誤魔化すことがありますので注意が必要です。
社会保険の一部ないし全部を半年を超える長期派遣でしかも週30時間以上ないし派遣先正社員と同じ労働時間で雇入れているにもかかわらず2ヶ月後でないと加入できないと言う法律を曲げた悪質派遣会社もいますのでそれを見抜け、物申せる強力な法律武装も大切です。
2ヶ月後でないと加入できない理由の大半は「2、3ヶ月で辞められると困るし手続きが煩雑になるから」と言う派遣会社の勝手な理由からです。
これは明らかに法律違反ですから労働基準監督署、ハローワーク、社会保険事務所等に相談の上訴えた方が良いかと思います。
このように就職すると言う事の難しさもここにあると言えます。


【第7章】 健康保険の秘密…。

 前後してしまう話ですが私は国民健康保険の手続きをするに於いてかなり嘗めてかかっていました。
と言いますのも私が住んでいたK市の国民健康保険料は26,800円でしたが札幌の保険料は驚くべき数字でした。
私はせいぜい5千円前後程度違うだろうとタカをくくっていました。
ところが後日計算して請求が来た時ビックリしました!
なななんと!「46,000円」!!
ほぼ倍!!!
私は驚きおののきました…。

 納得いかないので区役所に行き理由を聞きましたが納得できる答えを出してくれませんでした。
その時の理由は「病院数が多い」、「一人当たりの年間の病院利用が他市町村に比べると多い」という理由でした。 ただこれには後日談があり札幌市が国庫に対して「医療予算を2000万円水増し請求していた」という事実が新聞報道されていました。
水増ししてれば自ずと保険料は高くなるのは必然と言う事です。
国庫から借りれば返さないといけませんからね。

 会社勤めなら折半と言うところですが私はSOHO(在宅勤務)の為全てを払わなくてはなりません。
そこで私は1ヶ月後に転出届を手続きして住所変更して実家に移しました。
半年後に収入が安定してきたので再び札幌に戻しました。

 これはあまりやってはいけない事ですがまともに収入が手に入るまでの暫定措置です。
ただ実際に実家と札幌を往復していたのでどちらの比率が高いかという事で判断すればどちらに居住地があってもOKと思った為です。
本当は「減免」の手続きをすれば半額ないし全額免除があり得ますがそれは使いたくないというのが正直なところでした。
(生活保護者以外は「半額免除」となるようですが審査が必要との事です。生活保護者は自動的に「全額免除」になるそうです。)

 ですからこれから北海道に移住しようという方は現在の収入を睨みながら自分が移住しようとする市町村の「平均割り額」と「所得割額」を調べておいた方が良いと考えます。
転出届を出す際にその場で調べてくれる市町村もありますので今住んでいる市町村役場に問い合わせるか移住しようとする市町村役場に電話で問い合わせるのが無難でしょう。
その際は自分の源泉徴収票を用意して問い合わせる事をお勧めします。
大ざっぱでも計算をしてくれると思います。


【第8章】 半年後の軌道に乗った生活は…。

ホームページのそざいを集めるために訪れた「支笏湖」  就職活動していたものの、なかなか見つからず相変わらずホームページの作成をしていたのですが、それでも1年間の収入は300万円位でした。
ただ翌年は大手の会社や広告代理店がホームページ作成の仕事を取り始めていた為に個人の力では余りに非力である証明で収入が減り、就職先が未だ決まらなかった為にあえなく引き上げを決意。
事業を個人でやっている以上借入が膨らむ前に引き上げるのが無難と考えたわけです。
今考えればホームページ作成の仕事は「アルバイト」程度に止めて「就職活動」や「資格取得」等に費やしていれば切羽詰まってまともな就職が出来たのではと反省しています。

 私の考え方の甘さは「ホームページ作成」を「本業」と錯覚してしまった事にありました。
目標があったものの、それをいつの間にか忘れ「就職活動」に身が入らなかった事が原因でした。
「ホームページ作成」で安定した収入を得ていた為に「就職活動」について疎かにしていたのが私の浅はかなところでした。
「仮の職」はやはり「仮」であると言う事です。
案外これは移住者のみならず普通に暮らしていても盲点だと思います。
会社勤めならいざ知らず在宅勤務である以上は自分で運営する責任があるという自覚を持たなくてはならないと考えます。
また目標が薄れた者が就職活動をすると自ずと面接官に見透かされると言う事を肝に銘じた方が良いと感じています。
相手は人事のプロです。
何人もの人を見続けていますから目標が薄れていると言う事は会話や仕草で見抜ける人ばかりです。
また「憧れの地に来た」という満足感が心を支配して「就職」についての足を鈍らせた事も否めないと思います。


【第9章】 今回の反省点は…。

 色々なお話をしましたが、ここで私の行動の反省点を列挙します。

(1)計画性を持って行動をしていなかった。
(2)現地の詳しい情報を底をさらう位に集めていなかった。
(3)アルバイトを「本業」と勘違いしてしまった。
(4)「就職活動」に関してのモチベーションの維持やケアを忘れていた。
(5)生活の事を忘れ「憧れの地」に来た事が完結になってしまった。

以上が大まかな反省点です。

 これから移住をされる方は以上の事を注意していただき順風満帆な北海道ライフになるように気を付けていただきたいと感じております。
因みにですが私は諦めが悪いので、まだ移住を計画しております。
今回は成功に導く為に…。
ある種この諦めの悪さが成功に導くスパイスになる事も言うまでもありません。
また、北海道に対する要望もあります。
特に現役で働いている立場からの意見なので今後移住を考えている人の為に道標的なものを作れればと考えます。

要望点は以下の通りです。

(1)「札幌人材銀行」の求人をより詳しく見やすくして欲しい。
(仕事の大まかな内容等は判るのだがUIターン者が一番気にしているのは「住居の確保」や「引っ越し費用の負担」にも有る事を忘れているように思います。毎月メール配信される簡易型「求人票」にUIターン者に対するプラスアルファの情報として会社側が「住居の準備があるか」や「引っ越し費用の負担があるか」等の情報も加えて欲しいです。)

(2)現役世代のUIターンに対しての市町村や企業の対策の温度差があるので本気でUIターン者を受け入れる気持ちがあるのか疑問視される事がしばしばある。
(優秀な人材を確保したいと言う企業側の思惑はもっともだが、この頃の企業は「人を育てる」と言う事が下手になっている企業が多いので企業の仕事に厚みがないように思えます。出来れば北海道は「開拓の心」が根ざしている土地なのだから「人を一から育て上げる事」を喜びとする企業がもっと増えて欲しいです。また、市町村によってはUIターン者に対する受入れ態勢がお粗末なところもかなりあります。本気で北海道を盛り上げたいのなら行政も点でバラバラでなく道内の全市町村が志を一つにして纏まって本腰を入れてUIターン者を迎え入れる体制を整えて欲しいと考えます。)

夏の大通り公園  あとこの紙面を借りて呼びかけたいのが「北海道移住」を考えている「独身」男女が結束してお互いの情報交換や悩みを共有できる「開拓使の会流 出会いの会」というのを作ってみたいものです。
北海道移住なんてとんでもないこと言って別れることもないだろうと言う堅実な考えの基にですが…。

 お互い目標が同じである以上は異議も出ないだろうという妙に現実的に考えました。 こんな出会いもあって良いだろうと思います。
現実的に移住を志した人が夫婦になった例もあるので。
あとは1人で移住で悩むより同じ志を持った男女が励まし合い、知恵を出し合う事で克服できる可能性も上がると言う事もあり得ますので是非これは企画したいものです。

 最後にくだらないことを書いてしまいましたが、これから移住される方や計画段階の方も今一度これを参考に移住計画等の見直しをして欲しいと思います。

 北海道は本州に比べると景気回復にしても5年〜10年位のタイムラグがあると思って望んだ方が良いと思います。
給与水準も本州とかなり違う事は事実ですので本州基準の考え方で計画するととんでもない事になります。
専門職や経験職以外は本州の最悪6割程度の給料と考えて計画を立てた方が安心かと思います。

 北海道移住に関してこれ以上語りたい心境ですが書き続けると止まらないのが私の達なのでこの辺にしておきます。
もし依頼があれば思いだしたように書くかも知れません。(笑)
多分次に書くとしたら「成功談」ないし途中経過の「就職活動」の事を書けるようにしたいですね。(笑)

2006年7月 高松 明さん
山梨県在住

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